雨漏り修理はどこに頼む?優良業者の選び方やポイントを解説!

雨漏り修理 どこに頼む?

「雨漏りの修理はどこにお願いすればいいの?」
「良い業者の見極め方が知りたい」
「高額な請求をされないか心配」

こんなお悩みを抱えているのではないでしょうか?
雨漏りの修理は、しっかりと原因を調査した上で適正価格にて修理を行う業者を選ぶ必要があります。

この記事を書いた人

1級建築施工管理技士
山本 悠太

2013年に株式会社竹中工務店に入社し、9年間施工管理業務に従事。高層マンションなど大規模建築を担当。在籍中に1級建築施工管理技士取得。
2022年より大阪府吹田市のリフォーム会社 加藤装飾株式会社へ入社。住宅から病院・店舗など様々なリフォーム工事の施工管理に従事している。

本記事では、雨漏り修理を依頼できる代表的な業者の種類と、それぞれの特徴について解説します。また、優良業者を選ぶためのポイントや、避けるべき業者の特徴についても詳しく紹介します。修理を依頼する際の判断基準を押さえて、信頼できる業者に依頼しましょう。

目次

雨漏り修理はどこに頼むべき?4つの依頼先を解説

雨漏り修理を依頼できる業者はいくつかあり、それぞれに特徴や強みがあります。依頼先を誤ると高額な修理費用がかかったり、適切な修理が行われなかったりするリスクもあるでしょう。ここでは、主な依頼先として考えられる4つのパターンについて解説します。

家を建てたハウスメーカー

こんな人におすすめ!
  • 施工して間もない
  • 保証期間内
  • 大手ではなく地元密着型のハウスメーカー

ご自宅を施工したハウスメーカーは、施工履歴が残っているため適切な修理が期待できます。特に、保証期間内であれば施工不良などの可能性もあるため、無償で対応してくれる場合もあります。

また、雨漏りは発生箇所の修理だけでなく室内に入り込んだ雨水によって汚れた壁紙などの補修も必要です。壁紙の品番などもハウスメーカーが管理しているため、外部・内部の修理が修理がスムーズに進むでしょう。

一方で、保証期間外だったり、家を建ててからかなりの年数が経過している場合は、充分な対応をしてもらえない可能性もあります。特に大手ハウスメーカーの場合は修理業者を紹介され、直接やりとりをする必要があるケースもあると聞きます。そのため、ある程度の築年数が経過している場合は、ハウスメーカーではなく別の依頼先を探すと良いでしょう。

地元のリフォーム店・工務店

こんな人におすすめ!
  • 迅速に対応してもらいたい
  • 雨漏りだけでなく内装の修繕もお願いしたい
  • 雨漏りに関する工事以外も気軽に依頼したい

地域密着型のリフォーム店や工務店は、住宅全体のリフォームや修繕を行う業者です。特定のメーカーに依存せず、柔軟な対応が可能です。また、施工可能な工事が多いため、屋根だけでなく、壁や窓回りの雨漏りにも対応できたり、内装の修繕も一式で依頼することができます。

屋根専門業者・防水工事業者

こんな人におすすめ!
  • より低価格で施工したい
  • 雨漏りだけ修理ほしい

雨漏りの原因が屋根や外壁にある場合、屋根専門業者や防水工事業者に依頼するのが最適です。そうした業者は屋根材や防水加工に関する専門的な知識を有しており、根本的な修理を期待できます。また、自社施工で工事を行うため、比較的リーズナブルな価格で対応してくれることが多いです。

デメリットとしては、HPなどを持っていなかったり、ネット上での情報が少ない業者も多く、実績や評価などが不透明な場合があります。また雨漏りによって内装材が汚れたりカビが生えたりといった場合は、別の会社へ依頼しなければならないケースもあるため、一式で請け負うリフォーム会社や工務店と異なり手間がかかるといったことも挙げられます。

雨漏り修理専門サービス

こんな人におすすめ!
  • 雨漏りの専門家に依頼したい
  • 最適な業者の探し方がよくわからない
  • 相見積もりで適正価格にて施工したい

最近では、雨漏り修理に特化したサービスも増えてきています。専門のコンシェルジュが状況などをヒアリングし、最適な業者を紹介してくれるサービスです。全国各地に雨漏り修理が得意な業者が加盟しており、雨漏りの調査・診断から修理まで一貫して対応してくれるため、スピーディーかつ正確な修理が可能です。特に緊急対応が必要な場合や、原因不明の雨漏りに悩んでいる場合におすすめです。

優良な雨漏り修理業者を選ぶポイント7選

雨漏り修理は専門知識が必要なため、業者選びを慎重に行わなければなりません。適切な業者に依頼することで、修理後の再発リスクを減らし、安心して住み続けることができます。ここでは、信頼できる雨漏り修理業者を選ぶための7つのポイントを解説します。

ポイント1:原因の特定を行ってくれる

調査方法特徴
目視調査屋根や外壁の劣化やヒビ割れを確認
散水調査水をかけて雨漏りの発生箇所を特定
赤外線調査断熱材の湿り具合から漏水箇所を診断

雨漏りの原因をしっかり特定できる業者でなければ、適切な修理ができません。建物の構造や材料に詳しく、目視だけでなく、散水調査や赤外線カメラを使った診断を行う業者を選びましょう。

ポイント2:建設業許可業者

建設業許可を取得している業者は、一定の基準をクリアした専門業者です。500万円以上の工事を請け負う場合は建設業許可が必要であり、無許可の業者に依頼するとトラブルの原因になることがあります。

国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システムにて会社名を入力すると、建設業許可業者かどうか判断することができます。

ポイント3:雨漏りに関する有資格者

雨漏り修理を行う業者には、専門知識を持った有資格者が在籍しているかを確認しましょう。「雨漏り診断士」「1級・2級建築施工管理管理技士」「1級・2級建築士」などの資格を持つ業者であれば、適切な修理を行ってくれるでしょう。

ポイント4:適正価格

極端に安い業者や高額な見積もりを提示する業者には注意が必要です。相場を理解するために複数の業者から見積もりを取り、価格が適正かどうか比較しましょう。また、各社の価格差があまりにも大きい場合は、修理内容が異なる場合があります。どういった修理の費用が含まれているのかを確認したうえで比較を行いましょう。「

ポイント5:明朗会計

契約後に追加料金を請求する悪質な業者もいます。そのため、契約前に見積以上の費用が発生しないかどうかの確認を行いましょう。

ポイント6:追加工事に関しての説明

雨漏りの修理は、想定外のことが発生して追加の修繕費用が発生する可能性もあります。例えば、実はかなり前から雨漏りが発生していて、建物の柱や梁が腐食していることもあります。実際に工事を行う段階で発覚することもあります。

事前に、そのようなリスクがあることを説明されており、かつ追加工事の費用に関して納得をしてから工事を開始してくれるような業者は優良業者といえるでしょう。

ポイント7:アフターフォローや充実した保証内容

施工後のアフターフォローや保証の有無も重要なポイントです。雨漏り修理の場合、施工後の保証期間なども事前に確認しておくことで、万が一のリスクに備えられます。

選んではいけない修理業者の特徴

雨漏り修理を依頼する際には、業者選びがとても重要です。

信頼できる業者を選ばなければ、修理が適切に行われず、再発のリスクが高まったり、不要な追加費用が発生したりする可能性があります。ここでは、選んではいけない修理業者の特徴を具体的に解説します。

説明があいまい

優良な業者であれば、修理内容や費用について明確に説明してくれます。しかしながら、悪質な業者は、専門用語ばかり使って説明が不十分だったり、曖昧な回答を繰り返したりするケースがあります。

  • どのような修理をするのか分からない
  • 修理後の保証やメンテナンス内容が曖昧

このような場合は、注意が必要な業者のため別業者へ依頼することも検討しましょう。

不安を煽り契約を迫ってくる

「今すぐ修理をしないと家が危険な状態になる」などと不安を煽り、即決を迫る業者は注意が必要です。十分な検討時間を与えず、焦らせることで高額な契約を結ばせる手口を使うことがあります。

  • 根拠のない危機感を煽る
  • 即決割引などを提示して契約を急かす
  • 他社との比較をさせないようにする

これらに該当する業者には注意しましょう。

飛び込み営業

突然訪問して「屋根が傷んでいますよ」「早く修理しないと大変です」と言って契約を促す飛び込み営業の業者にも注意が必要です。事前の下調べをせずに訪問するケースが多く、信頼性に欠けることが多いです。

また、無料点検を謳う業者にも注意が必要です。屋根の上で、わざと部材を壊して修理を迫ってくるケースもあります。

契約書が無い

正式な契約書を交わさず、口約束だけで進めようとする業者も要注意です。契約書がないと、後々トラブルが発生した際に証拠がなく、責任の所在が不明確になります。また、適切な保証が受けられない場合も考えられるでしょう。

見積り内容が不明瞭

信頼できる業者であれば、見積書に詳細な工事内容や費用の明細を記載します。しかし不透明な業者は「一式工事」などと記載し、大まかな費用しか明示しません。そのため、後から追加請求されたり、適正価格でないケースも考えられます。

点検が簡易的

適切な修理を行うには、まず雨漏りの原因を正しく特定することが必要です。しかし、悪質な業者は屋根や天井を簡単に見ただけで「すぐに修理が必要」と判断することがあります。本来、雨漏りの調査では散水調査やサーモグラフィーを使った診断を行うことが多いです。

  • 建物の内外を詳細に調査する
  • 散水調査やカメラ診断を実施する
  • 診断結果を報告書として説明してくれる

上記の特徴に当てはまるような、確実な原因の特定を行ってくれる業者へ依頼しましょう。

雨漏り修理は信頼できる業者に依頼しましょう

雨漏り修理を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。本記事で紹介したように、適切な技術と知識を持った質の高い業者を選ぶことで、安心して修理を依頼することができるでしょう。

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この記事を書いた人

【資格】一級建築施工管理技士
吹田市のリフォーム会社「加藤装飾株式会社」の工事担当 | 株式会社竹中工務店に新卒で入社。9年間施工管理業務に従事。その後、加藤装飾株式会社に入社。

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